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  • 苦痛をともなうSM行為の本音

    苦痛と言えばSMというのが定番でもある性的快楽はSMの専門用語として「苦痛プレイ」と称す事があります。
    苦痛とは痛みをともなう行為であり、本来はSMの基本となる部分ですが、現代のSMにはその基本が欠落しているのです。
    SMは痛い、辛い、熱いという行為が定番であり、それぞれの行為に対してM男女が快感に変わるまで何度でも繰り返し慣らしていく事でS男女との心の繋がりが出来上がるのが本来のSMの基礎的な行為です。
    言ってみれば”慣らし”とは”癖をつける”意味合いでもあり、これをSMの世界では”調教”と称します。
    SM調教とはM男女に対してS男女が五感を勘ちがいさせる行動をし、それを全て快楽に仕立て上げる行為です。

    SMは苦痛だらけでよい所が全くないと一般的には考えられています、しかし実際にSMプレイをおこなっている方々からすればその苦痛こそが快楽の醍醐味(だいごみ)であり、それなくしてSMは成り立たないとも言われています。
    SMプレイをしたことがない人がSMにおける苦痛を理解できないのは経験をしていないから?であれば経験すればもしかしたら理解できるのでは?と考えるのは大きなまちがいです。
    なぜなら人はそれぞれ全く違った思考や特性を持っているからです、「快楽は快感があるからこそ快楽である、苦痛が伴えば快楽とは言えない」と考えるほうがメジャーな思考であり、一般的な人間からすれば苦痛のよさは理解の範囲外です。

    つまり、物事には向き不向きがあるのと同様にSMに関しても向き不向きがあるのです、苦痛をともなうSMプレイのよさはマゾヒズムの度合い(深さ)によって異なるともいえます、通常のM男女は欲求を満たす事を目的としており、それがエスカレートし続ける結果として苦痛を求めるようになります。
    初心者SMユーザーではこの領域を初っ端からクリアできるのはごくわずかであり、クリアできる者がいるとすればそれはいわゆる”ドM”という領域に精神がすでに浸透しているといえるでしょう。

    マゾヒズムにはだんかいがあり、通常は軽レベルから始まり、重レベルまで達すると被虐行為や苦痛を求める欲求強くなる傾向にあります、初心者は軽レベルでありSM専門用語で言えば”ソフトSM”という分野からはいるのが通常です。
    このレベルを1~10だんかいでたとえるならば、1は初心者で10はプロフェッショナルのようなものです。
    SMの苦痛プレイでプロフェッショナルというのも変な話ですが、事実M男女のプレイモデルになっている方々はかなり経験ほうふなマゾヒストであり、どのようなプレイにも耐えうる強靭な精神力と肉体を持っています。

    苦痛プレイでの男女差を言えば、男性はレベル3に対して女性はレベル7ほどの差があります、これは男女の体の構造にも関係しており、特に痩せ気味の男性は痛みに弱い傾向があります。
    対して、女性は全体的な脂肪の保護がありますので、少々の痛みには耐えられる体の構造になっており、痛みや苦痛を体全体でバランスよく分散させる機能を元々持っているのです。
    女性は妊娠後に出産があり、その痛みに耐えられるほどの痛みに対する耐性がある程度整っており、毎月の生理痛においても男性の体では理解できない範囲であるといえます。
    男性の体に苦痛を与えればそれはなにをしてもダイレクトに伝わり、痛みを与えた場所だけが苦痛を感じますからバランスよく苦痛の分散がされません、したがって本来男性が苦痛に耐える事は困難に近いともいえます。

    性的欲求のために我慢をする、それが男性の思考パターンですが、男女共通の部分もあります。
    SMプレイでの苦痛は単純に苦しい、痛いという感情や精神状態になるのと同時に「俺、すげーがんばってる!」とか「私ってとても耐えてる」と自分を評価し、自分自身の向上心やナルシズムを精神的に得ているといえます。
    傍からみれば「痛そう・・・辛そう・・・」とおもっていても、本人は苦痛を得る事でナルシズムをえられる快楽がある事を知っているからこそ、SMプレイの苦痛をともなう行為が成り立つのでしょう。
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