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フリソンはSMに使えるのだろうか?

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音楽のみならず、映画鑑賞や芸術作品鑑賞あるいはSMで言えばMがご主人様や女王様の顔の表情を見ているだけでゾクゾク感を味わうフリソンを実際にSMに利用する事を検証してみた。

裏切り、想定外の事象が発生したときに起こるフリソン

SM行為(SMプレイ)の中でM側(M女/M男)が最も興奮をもたらすのは裏切りや想定外の事象が発生した時である。例えば目隠しをすれば視覚がさえぎられ、次になにをされるのか?を予測しても外れる傾向がある、その時にフリソン(ゾクゾク感)が発生する。

ご主人様が鞭を持っていれば当然ながらその鞭を自分に使われるだろうとM側は考えるが、その鞭を全く違った使い方をされた場合、思いもよらない相手の行動で興奮作用が起きる。いわゆる体内において神経伝達物質のドーパミンが出てくる瞬間である。ドーパミンが体内に回り始める時、人間は思いもよらない興奮作用に陥ってしまう。

この興奮状態を維持するにはSM行為の中で波を作る必要がある、ここでいう波とはSMプレイそのものの流れに強弱をつけると言う意味。優しくすれば厳しくする、痛くすれば快楽を与えるなど、これらの行為を交互またはランダムに繰り返す事によって波を得られる。

フリソンを発生させる波はパターン化すると慣れてしまう、従ってSM行為そのものにインパクトを与え、常に相手(M)の冷静さを取り上げる事で維持する事ができる。報告例によれば、M女/M男に貞操帯を付けさせ、快楽管理を行うのが効果的との事だった。

M男性ならば射精管理、M女性ならば膣管理と言った所だろう。これらの快楽をM側から取り上げる事によって、ある程度普段の生活の中にもフリソンを発生させ続ければ精神は依存状態となり、この依存状態に自分が酔いしれる事で自分では気づかないうちにナルシズムを得る状態が維持されるようになる。

ナルシズムとフリソンが関係するかしないかと言えば、大きく影響しあっていると言える。ナルシズムが瞬間的に上がればそれはフリソンが発生したと言っても良い、M側にとってのナルシズムとは見た目や行為ではなく、精神的な自分のスタンスがどの位置にあるのか?を認識する事によって満足感となり、満足感は興奮作用に直結する。

変な話だが、M側は自分がどれほど最下位の人間とされているのか?をナルシズムの一部としている人が多くいる。恋愛=SM関係のカップルは別だが、一般的なSMカップルではサディストとマゾヒストの関係であり、サディストはより高く、マゾヒストはより低くが定番である。このマゾヒストの低さが最下位としての認識であり、引いてはフリソン発生に繋がる。

SM行為の際、フリソンが発生するポイント

SMをしている時にフリソンが発生するのは興奮作用がトリガーとなっているが、興奮作用は全てのM側に対して共通しているものではない。例えばM側は踏まれる事が好きな生き物だ!と決めつけると恐らくSとMの関係は崩れてしまう。

ここで難しいのがSMを始めたばかりの初心者Sのスタンスである、筆者から言わせればここが非常に面白い点だと主張できる。平たく言えばこういう事だ「Mにフリソンを発生させる為にはMに対してゴマをする必要があり、Mの指示通りに動くSになる必要がある」である。

フリソンを発生させるためにはSがMに気を使い、Mの希望通りに行為を重ねる事が前提となってしまうという訳だ、しかしこれでは本末転倒である。SとMの関係そのものの崩壊と第三者的には思ってしまうだろう。SはサービスのSだと言う人もいるがサービスとは語源を辿れば”奴隷(サーヴァント)”である、SはサービスのSなどと言ってはならない。

ではMにゴマをすらない方法でフリソンを発生させるポイントはどこなのだろうか?

SMの面白さはここにある、人と人が繋がり、人と人が主従関係になる時に誰もが使う言葉「調教」をおこなう。調教とは身体に教え込む行為であり、簡単に言えば相手に癖を付けさせる事だが、ここにフリソンのトリガーを入れ込めばよい。

一番簡単なのは依存性を使う調教だ、「この人じゃないと自分は満足できない」のように、依存性を高める行為を繰り返す事によってM側の精神や身体のあらゆる箇所にフリソンのトリガーを仕込む事ができる。

フリソンを発生させる最も効果的な行為

SM行為の中でフリソンを発生させる効果的な行為をご紹介しよう。

M側の性格や嗜好にもよるが、どんなMでも共通している絶対項目が快楽である。この快楽とは身体と精神両方を示し、どちらか片方だけでも満足すればフリソンを発生させることができる。

M男性は年齢的に50代を超えると性欲が激減するが、これを回避するには鉄分を毎日摂取させる事が最も有効である。話に聞いた事があるとは思うが、亜鉛+エビオスを毎日飲ませるとおもしろいくらい中年M男が性欲を取り戻し快楽を得ようと努力しはじめる。

性欲が高まった中年M男性の射精を取り上げたらどうなるだろう?いわゆる射精管理をするとそのパートナーの女王様は毎日が楽しくなるほどM男は様々な言葉や行為で反応しはじめる。もちろん、性欲はS男性にも言える事なので、実際に試してみてはどうだろう?面倒なのはエビオスが1回10錠×1日3回飲まなければならない事だが、身体が性欲に慣れてくると1日2回でも効果はさほどかわらなくなる。

但し、男性は女性と違って毎月血を流す生理現象などがない。従って、射精管理とは言ってもあまりにも我慢させてしまうと溜った精液(血と同じ鉄分)はそのままタンパク質となり、身体へ吸収されてしまうので、定期的に射精はさせた方が体的にも良い

M女性の場合は年齢でフリソンの発生率が変動する、例えば20代など若いM女は身体と精神両方への刺激が必要であり、30代~40代は身体のみでもいけるが50代は精神がメインとなる。

これは女性特有でもないが、女性の身体は年齢と共に若い頃はくすぐったい状態が年齢を重ねていくにつれて、中年以降になるとくすぐったいを快感に変えるようになる。良く聞く例が女王様とM男のプレイ時に女王様が足の裏をM男に舐めさせたら女王様がくすぐったがってプレイにならないというもの、これは若い女性なら仕方ない事だ。

M女性の50代が精神メインというのは人間50年も生きればある程度の知識や経験をする、そして生理現象も止まる為、肉体的な快楽よりも精神的な快楽を求める傾向が強くなる。つまり、50代のM女は精神攻撃が効果ありという事だ。

次に実際にフリソンを実験した結果をそれぞれまとめてご報告しよう。

フリソン検証1/罵倒、笑顔、言葉責め

検証はM男と女王様のカップル8組で行った、罵倒とは言葉で強くM男に怒るような言葉使いで言葉責めを行うが、言葉責めと罵倒は一般的には別々とされている。罵倒は相手を威嚇する行為であり、この威嚇行為に興奮するM男がフリソンを発生させるが、M男の嗜好次第では罵倒は万能とは言えない。

次に笑顔である、笑顔とはプレイ中に笑顔を維持し、M男のどのような反応に対しても必要以上に笑う事である。実はこの笑顔というのはかなり効果があった、不思議な事にM男は全員笑顔を続ける女王様に反応しまくりだったのだ。笑顔はフリソンを発生させると覚えておこう。

最後に言葉責めである、罵倒と違う点は威嚇ではなく導きである事だ。責めなのに導き?という表現は変かもしれないが、言葉は人を動かす重要な行動の1つである。言葉で導くというのは、言葉責めは必ずしも責めている訳ではなく、押したり引いたりを繰り返している。

例えば女王様が「これ気持ちいい?え?気持ちよくなかった?じゃぁ、もうやらない」と言うとM男はどう反応するかと言えば、もう二度とされない寂しさに耐えられない為に「そんな事言わずにこれからも続けてください」と言うだろう。M男にとって構ってもらうパターンが減るのはとても辛いものだ。

つまり、言葉責めは相手の意思を強制的に切り替えさせる事ができる為、女王様の言葉にM男の身体は興奮作用が発生しフリソンを引き起こすとされる。

フリソン検証2/技術的に強制発動

技術というのは道具を使った行為ではなく、手(指)を使う技術である。メジャーなのは胸周辺への接触、性器への接触及び肛門周辺への接触である。ノーマル的な視点からもこの3か所はいずれも性的興奮を高める部分とされているが、肛門に関しては人それぞれである。

性器への接触は一般的ではあるが、この接触方法を変えるだけでフリソンが発生するパターンが多かったのは事実である。例えば、普段は手(指)で触るはずの性器を足で踏みつけるなどに変えた場合、M男が極度な興奮反応を示すのはSMユーザーなら誰でも知っているだろう。また、指と性器の間に1~2つ間接的な接触となる材料を使うのも効果的である。

先ほど言った足でM男のペニスに接触する行為として、間接的な素材例えばストッキングやソックスなどを履いての接触、更には靴を履いたままの接触でフリソンが発生しやすい状況となる。ここでいう間接的になる素材はM男の好みで偏りが発生した、手袋を好むM男も半分を占めたのである。

かなりマニアックな話になるが、肛門への接触である。これは人それぞれで全く違った効果があり、男性は前立腺への刺激というのが一般的に知れ渡っている事だろう。しかし、実は男女共通したポイントがある、肛門内部の最終地点の背中側を刺激する。

これは男女関係なく、年齢関係なく、肛門への接触を嫌う嫌わないにも関係なく、ほぼ強制的に誰もがフリソンを発生する部位である。これが非常に面白い、通常フリソンが発生するのは興奮作用があってドーパミンが身体に回った時のはずだが、この肛門内部の背中側については例外と言えるだろう、誰でもフリソン発生(ゾクゾクする効果)してしまう。

但し、肛門は非常に複雑な部位であり、下手すれば一生傷を負わせる事になってしまう程繊細な部分でもある。ここでは肛門への具体的接触方法は省くが、くれぐれも注意して欲しい。

結論:フリソンはSMに非常に効果的と断言

今回の被験者は女王様とM男のカップルであり、結果的にはまばらではあるがフリソンの発生はSMに効果ありと断言できるだろう。逆を言えば、SM行為の中で様々な箇所にフリソンが発生しているので、それをS側が察知する/察知しないでSM行為のインパクトが変わるとも言える。

この議題のフリソンとは元々音楽などを聴いた時に発生するものだが、SM行為の中で相手の反応が急に極度な興奮状態になった時、専門用語がないとは思わないか?また、なぜそうなったのか?なぜ興奮状態が冷めてしまったのか?なども分析してみたら、フリソンという言葉で解決するだろう。フリソンが発生したから興奮している、発生しないから興奮しないと簡単にまとめることができる。

SMはただやみくもにするのではなく、ある程度相手への実験と分析をしながらする方がより高度なSとMの関係を築けることは言うまでもない。ついでなので議題とは少々ズレるが”多頭”というのは皆さんもご存じだと思う、これが実はフリソンに関連している。

SとMどちらか片方だけがフリソンを発生しても、発生しない側はつまらない。そこで考えるのが、別のパートナーとの接触である。別の人ならフリソンを発生するのではないか?それを考えて複数の相手との繋がりを持ち始める、これが多頭である。

では、相手の多頭を防ぐ為にはどうすれば良いか?それが今回の議題となるフリソンの発生である。男女それぞれがフリソンを発生させ続けている限り、他の異性へ目線が行かない為、結果的には相手が多頭になる確率が極端に減るのである。

せっかく知り合ったのに身体の相性が悪いまたは性格が合わないなどの理由で数回のプレイで別れてしまう、それはとても辛い事だ。しかし、ここにフリソンというものが入ったらどうだろう?ゾクゾク感を与えてくれる者同士であれば、この人しかいない!となるだろう?

つまり人間は刺激を絶えず追い求めている生き物なのだという事である、刺激があればいつまでも繋がりを持つが刺激がなくなれば他に行ってしまう。本来は心の持ちようなのだが、そういう人は少ないのが現状だ。今すでにSMカップルとなっている方達は是非フリソンの発生をお互いに監視しながら関係を深めてみてほしい。


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